交通事故に逢われた患者様へ

当院では、受傷直後から適切な治療を行い、早期の回復に向けて医師、看護師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師他、メディカルスタッフによるチーム医療で治療します。

当院で交通事故の患者様にできること

  • 検査:レントゲンによる検査
  • 検査:エコーによる検査
  • 検査:採血による検査
  • 治療:痛みや炎症を抑える注射
  • 治療:痛みや炎症を抑えるための薬物治療(飲み薬、湿布薬、塗り薬)
  • 治療:傷がある場合の創傷処置
  • 治療:痛み止める目的の物理療法(電気治療、温熱治療、牽引治療等)
  • 治療:運動器リハビリテーション
  • 書類:診断書の記入
  • 書類:後遺症診断書の記入
  • 相談:治療や保険についてのご相談

交通事故後の治療の前に知っておくべきこと

①交通事故の治療は、自賠責保険が適用できると窓口負担が0円

相手方の保険会社から、直接クリニックに連絡を入れてくれた場合は、窓口負担を支払う必要はありません。まずは、保険会社に当院に通院するということをお伝えください。通院にかかる交通費や休業補償などの保証もされます。少なくとも週に3回は通院してしっかりと治療に専念していきましょう。

②通院回数に応じて対象日数に約4200円を乗じた慰謝料が支払われます。

慰謝料の対象となる日数がどのくらいかで慰謝料の金額が決まります。
対象となる日数は、次のうちの短い方となります。

  • 治療期間
  • 実際に通院した日数×2

交通事故に多いけが「むちうち症」

最近の交通事故発生状況は過去10年連続で減少しており(令和2年報告)、死傷者、重傷者数も年々減少しています。
交通事故で多いのは追突や出会いがしらの接触事故となっており、重傷例ではない場合、最も多いのは頚部の損傷となっております。次いで多いのが脚部、その次が腰部となっています。https://www.npa.go.jp/news/release/2021/20210218jiko.html
(警察庁HPより)

交通事故での外傷は、頚部捻挫やいわゆるむち打ち損傷となる方が多いようです。

交通事故での頚部の外傷はよくむち打ちとか、頚椎捻挫と言われています。交通事故時の追突、衝突、急停車時に頭部が前後左右に激しく動き、その複雑な受傷機転により頸椎に多様な症状をもたらすことが知られています。むちうち損傷にともなう頚部靭帯の不安定性は、血管や神経にも障害を引き起こします。そのため、むち打ちの症状は一般的に「頚の痛み」と考えられがちですが、他にも頭痛、めまい、吐き気、手先の痺れなどの症状が生じることもあります。
交通事故に遭遇してしまった場合、まず速やかに整形外科専門医のいる医療機関で診察と精密検査を受け、治療方針を決定し、早期治療を開始することが非常に重要です。
むち打ち

むち打ち・頸椎捻挫・外傷性頚部症候群の検査と診断

画像検査

レントゲン検査やMRIの検査で、頸椎の形状や椎間孔、椎間板に異常がないか調べます。場合によってはCTを撮影することもあります。

神経学的検査

腱反射が亢進したり、低下していないか徒手または、専用のハンマーで調べます。
知覚(触覚、位置覚、温度覚、痛覚等)に異常がないか調べます。
筋力が低下していないか、徒手検査によって調べます。
整形外科的特殊検査、誘発テストによって神経が障害されていないかを調べます。

頸椎の形状や椎間孔を調べます。

むち打ち・頸椎捻挫・外傷性頚部症候群の治療

痛みが強いときは、安静を保つことが大切です。安静を保つために頸椎カラーを使うことがよくあります。
治療は主に、投薬治療、注射、物理療法、運動療法がおこなわれます。
投薬とは、抗炎症薬や鎮痛薬、筋肉の緊張をほぐすための筋弛緩(きんしかん)剤の内服、外用薬を投与します。
物理療法とは、電気療法、温熱療法、頸椎の牽引(けんいん)、レーザー治療のことを言います。
運動療法は、療法士によるマンツーマンの施術、生活指導などいわゆるリハビリテーションのことを指します。
リハビリテーションは特に大切で、受傷後早期にリハビリテーションを受けることが治療を効果的に進める第一歩となります。

交通事故後の診断は医師でしかできません

交通事故の患者様へ
こんなお悩みがあるときはご相談ください

  • 交通事故で病院に通っているが、湿布と薬で終わる
  • 待ち時間が長く、通いにくい
  • 整骨院では検査がなく、不安がある
当院では交通事故に遭われた患者様を守るためのサポート体制を整えております。
病院では待ち時間が長く、通うのが大変だと感じている方、ぜひご相談ください。
また、整骨院では医師による検査ができず、仮に後遺症が残ったとしても、医師しか書けない後遺症診断書を書くことができず、もらえるはずの慰謝料がもらえないということもあります。
当院では医師による検査結果、診断結果のもとに、再診の医療機器等を用いながら、専門スタッフによる施術治療や投薬を組み合わせて患者様に合わせた治療を提案します。

交通事故後の症状

交通事故に遭われた直後というのは、緊張状態となりその時は症状がなくても数日後に症状がでてきたということはよくあります。

  • 首、背中、腰、手足の痛み
  • 手足のしびれ
  • 頭痛、吐き気、めまい、頭重感
  • 手足が動かない
  • 記憶力の低下

などの症状がでてくることがよくあります。
事故にあってから受診するまで時間が空いてしまうと、事故との因果関係があるのかどうか疑わしくなってしまうことがあるので、事故に遭われた場合すぐに医療機関を受診し診察を受けてください。

当院での治療について

蕨セントラル整形外科では交通事故に対する治療を診察、検査、投薬、リハビリテーションまで一貫した治療を行うことができます。

当院のレントゲンは低被爆のデジタルレントゲンとなっておりますのでご安心ください。
必要に応じて、高画質MRIやCTの検査を他院に依頼することもできます。

痛みに対する治療としては、関節内注射や筋肉内注射、静脈注射など行い除痛を図ります。症状に合わせて内服薬や湿布などを処方いたします。
リハビリは、理学療法士もしくは日本運動器学会認定の運動器セラピストが担当して行います。症状に合わせて物理療法も組み合わせていきます。

無理なく通院しながら、症状を緩和させていきましょう。

お支払いについて

交通事故の場合、保険会社から当院へ連絡をいただければ、患者様のお支払いはありません。
まずは、保険会社に当院に通院するということをお伝えください。

保険会社から当院に連絡があれば、患者様の負担はないのですが、保険会社へ連絡をされていない場合、もしくは保険会社へ連絡していても保険会社の方から当院への連絡がない場合は全額患者様のご負担となります。

その場合、領収書は後日ご自身による保険会社への請求の際に必要となりますので、大切に保管してください。また、後日保険会社から当院に連絡があった場合はご負担金はご返金致します。

詳しくは受付窓口にご相談ください。

交通事故の案件をたくさん扱っている弁護士をご紹介することもできます。